金曜日, 6月 28, 2013

ZZ TOP "Brown Sugar"


Londonレーベルより Bill Hamプロデュースで1971年に発売された "ZZ Top’s First Album" の収録曲。

1987年に移籍先のWarner Bros.より "Sixpack" としてCD化されたが、先の "Eliminator" と "Afterburner" の成功に倣い ‘80年代風サウンドにRemixが施されてしまった。( "First Album", "Rio Grande Mud", "Tres Hombres", "Fandango!", "Tejas")
厳密には同時カップリングされた "EL Loco" も多少それなりのRemixがされていたであろうが、それほど違いがわかるものではなかった。



世界中でこのRemixは大変不評であったようだが、各アルバムCDはこのRemix音源を使い続け(  "One Foot In The Blues" も然り)、2003年の "Chrome, Smoke & BBQ" が Original Mix で発売になるまで、初期からのZZ Topファンはビニール盤でしか彼らの本当のサウンドを聴くことができなかった。(2004年の "Rancho Texicano" も "Chrome ~ " と同じ音源使用)

2006年に "Tres Hombres" と "Fandango!" は "Chrome, Smoke & BBQ" に収録されなかった曲も含め全曲オリジナル・ミックスで蘇り、ボーナストラック付で再発売された。(ボーナストラックの付いていないものは 2013年6月現在で、カスMixものです)

その後も "First Album", "Rio Grande Mud", "Tejas" の3枚はずっと放置され続け、ようやく2013年6月にアメリカRhinoの手による "The Complete Studio Albums (1970-1990)" の一部として、オリジナルサウンドで復活した。

"Brown Sugar" で ただひとつ気になるのが、オリジナルビニール盤、Sixpack、Chrome ~ と聴いてきて、イントロのギターが右チャンネル、ヴォーカルが左チャンネルにかなりはっきり振り分けられていたのが、今回の "The Complete Studio Albums (1970-1990)" では左右逆になっているという事。


昔からのZZ Topのステージ写真見る限り、GuitarのBilly Gibbonsは向かって右、BassのDusty Hillは左。
この曲ではリードヴォーカルはBillyがとっているので、ギターもヴォーカルも右に寄せるわけにはいかなかっただろうけど、どうしてこの曲だけ左右を入れ替えたのか不明。

もしかして他の曲も同じように手を加えているのかもしれないが、この曲のイントロはもともとチャンネルセパレーションがはっきりしていて、好きな曲で35年 間ずっと聴き続けていたせいもあり、最初に(2曲め)聴いた瞬間「えっ?!」って思った。
すぐにビニール盤も聴き比べたけどやっぱりギターの音像位置が逆。(オリジナルのLondonレーベルのものが行方不明だったので Warnerからの再発アメリカ盤の方で比較。

この謎を知っている人がいらっしゃったら、教えてください。


http://youtu.be/9W8d8YIsDkk
http://open.spotify.com/album/49D5PPfPX1k8jg9DUI2gHT



http://en.wikipedia.org/wiki/ZZ_Top%27s_First_Album
http://en.wikipedia.org/wiki/Six_Pack_(ZZ_Top_album)
http://en.wikipedia.org/wiki/Chrome,_Smoke_%26_BBQ