水曜日, 5月 23, 2012

被災地瓦礫処理問題 3

北九州市の瓦礫試験焼却が始まったらしい。

その後の測定結果をもとに がれきを安全に処理できるか見極めたうえで、有識者による検討会の意見も踏まえ、来月にもがれきを受け入れるかどうか判断する方針とのこと。

何事もなかった平和な自治体の「無闇と安全マージン多くとった基準値」に照らし合わせたら厳しい数値が出ることも予想される。かと言って基準数値を上げれば反対派が黙っちゃいないでしょう。

少なくとも現状では 北九州市や他自治体よりも優れた焼却施設を持っているとは言えない被災地での瓦礫処理がどれだけの数値を記録するか考えたことあるのかな?

「自業自得」と言える状況ならいざ知らず、天災に見舞われた同胞の窮状を目の当たりにしてなんとも思わないのかね?

阪神地方も17年前の大震災の際、各自治体には大変なお世話になったはず。
その恩返しで尼崎市が「瓦礫処理受け入れの用意」があることを表明したことは喜ばしいことだったのだが・・・。
反対派の人々は「放射線の問題さえなかったらOK」と言い訳するだろうが、自分が逆の立場だったらどうなのよ?と訊き返したい。

「利権」みたいなDirtyな問題さえなければもっと素直になれるのにね。

被災地が「自分たちで処理する」と言っている言葉の中には「これ以上他の場所の人達に迷惑かけられない。被災者はもう自分たちだけで充分だ。」みたいな気持ちがあるのかもしれない と考えてみた。

いずれにせよ原発施設に冷却用の電源が確保されていたらメルトダウンも起きなかったわけだ。
まさに「電気は売るほどある」(当たり前)ゆえ、自分ところが停電になることなど考えもしなかったのだろう。
電気を生み出すすべての制御は電気に頼っているにもかかわらず、その「電気」を自給自足で贖っていたとは! (バックアップ電源施設は地下にあって浸水だと?)
「想定外」だと言うならそのプランを考えた奴のオツムがよほど幼稚だったのだろう。

今更言っても始まらないが 東電が制御と冷却用の電源さえ確保していたらこれほどの大惨事にはならなかっただろうと思う。

というわけで、放射線は東電が撒き散らしたものなのでその処理に東電が苦しむのは自業自得と考えることもできる。
しかし被災地の人たちは「被害者」なのです。
東電への怒りとごちゃまぜになってないかなぁ〜?