日曜日, 7月 29, 2012

MacでPDFファイルを圧縮する

仕事で撮影したデータは納品時、サムネイルプリントを付けて納品しています。

この作業にはGraphicConverterを使って まず900×600に縮小し、そのデータで「カタログ印刷」という機能でプリントアウトしています。

このプリントアウト用に作成されたデータはPDF形式でも保存できるのですが、例えば1コマ 150KB程度のJPEGファイルが200コマ程埋め込まれたPDFファイルの場合、画像データをJPEGではなくPICT形式か何かの非圧縮の形で取り込んでいるせいか、サイズが240MBと膨大に膨れ上がってしまうのが悩みの種でした。

というのも、先日ブログ「 インデックスシート ( iPhoto 要注意!) 」で述べたように、ある種のソフトでは並び順に不具合が生じることがあるようで、その対策としてエディターの方から「できればサムネイルプリント用のPDFファイルが欲しい」と言われていました。
今まではCD-Rの空き容量がある場合のみ 添付していたのですが、最近は撮影カット数が多いせいか、とてもPDF入れれる状態じゃなくなって来ました。(DVD-Rメディア使うほど撮影した場合は何の制約もないのですが)
そして時折、サーバー経由で送ることもあり、何百MBもあると結構な時間かかっていました。

で、ネット上で検索したところ、Mac標準の「プレビュー」でPDFの圧縮ができるとありました。
早速試してみましたが、モニター上で見るにはさほど不便さは感じないものの、拡大すると 画質の粗さは相当なものでした。
更に色々調べてみると、この保存時の設定値は「ColorSyncユーティリティ」で任意に変更できるとのことでした。

ということで 以下にネット上で入手した情報を引用します。

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プレビューでPDFを圧縮する方法

  • プレビューで対象のPDFファイルを開く
  • ファイル > 別名で保存を選択
  • オプションの「Quartz フィルタ」で "Reduce File Size" を選択 

 上の画像に見える「〜のコピー」は後に述べるカスタマイズによって作られた項目です。
また、ダイアログの周辺の黒い縁はシェアウエア Default Folderによるものです

ただし、標準のままだと圧縮率が高すぎ 埋め込んだ画像品質が極端に劣化していました。
この圧縮率は、ColorSyncユーティリティでカスタマイズすることができます。

 

ColorSyncユーティリティで圧縮率のカスタマイズ

  • アプリケーション > ユーティリティ > ColorSyncユーティリティを起動
  • ウインドウのメニューの「フィルタ」を選択
  • "Reduce File Size" の右の矢印マークから「フィルタを複製」を実行する
  • 複製したフィルタの「イメージのサンプリング」の項目を任意の値に変更する 
  • 複製したフィルタの「イメージの圧縮」の項目を任意の品質に設定する
この方法で 243MBのPDFファイルが 42MBまで圧縮できました。

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なお、あまり知られていないかもしれませんが、PDFファイルをAdobe Readerで開いて、画像部分を左クリックした場合に青いフィルターがかかったように反転(?)した場合は右クリック(コンテキストメニュー)で「画像コピー」が選択できます。(すべての画像がこのようになるわけではありません)
コピーされた画像はクリップボードに一時的に保存されているので、PhotoshopやGraphicConverter等の画像ソフトで新規作成したファ イルにペーストすれば「画像だけ取り出す」事が可能です。
この時の画像というのは 当然ながら PDFに埋め込まれていた画像のサイズ・画質そのものということになります。

プリントアウトされることを考えると、やはり長辺は2〜3インチ(5cm〜7.5cm) 300〜400ppi換算で 最低800〜900pxは欲しいという事になってきますね。