Saturday, March 10, 2007

"The Dark Side of the Moon / PINK FLOYD"



ピンク・フロイドの1973年の作品。 邦題「狂気」
アルバム1枚で1作品というコンセプトアルバム。

中学3年生の時にこれを初めて聴いた時、正直いいのか悪いのか、何の事かよくわからなかった。
ただ何となく浮遊感のようなものは感じられた。
よく もわからないくせにRock好きの友達と偉そうに「ピンク・フロイドの狂気ええよね〜。原子心母よりも一段と音が緻密になったよね〜」などとレコード評の 切り売りそのままを通学電車の中で話していたように覚えている。

その後このアルバムはビルボードのアルバム・チャートで全米1位を獲得し、15年以上(連続591週、トータル741週)に渡ってランクインするというギネス記録を打ち立てた。

それを裏付ける話として、1980年頃カリフォルニア・サンディゴに留学していた友人の話で「アメリカの友達の家に行くと、どのうちにも必ずこいつ(狂気)だけはある。Bluesしか聴かない奴やHardRockしか聴かない奴まで。なんでかわかるか?奴ら葉っぱをやる時には必ずこのレコードかけるかららしいぜ。当然窓は全部閉め切ってな・・・」 (←窓からの転落防止のため)
彼曰く、ドラッグをしながらこのアルバムを聴くと音の一つ一つが頭の周りをグルグル回るらしい。

元々そういうサウンド・エフェクトが施されてはいるがそれが本当にリアルに迫ってくるらしい。
彼によれば「おそらくそういう聴き方を想定して創ったアルバムだろう」という事であった。

確かにこのアルバムは独自の浮遊感・陶酔感を湛えた最高のトリップ・ミュージックだと思う。
アルバムのアートワークも秀逸で、総合的な面でROCKの金字塔であると私は信じている。

CDになって一番うれしかったのは、ノンストップで最後までどっぷりこの音に浸れる事。

ドラッグなしでも結構トリップできるお薦めの1枚。