Thursday, July 19, 2012

インデックスシート (iPhoto 要注意!)


大量の画像データを整理するためにA4サイズとかの紙に15〜20枚程度の画像をプリントすることをインデックスシートとかコンタクトプリントと言います。

これは多くの画像編集ソフトに含まれている機能であり、最初は設定とかでやや敷居の高いものの、一旦使い方わかると非常に便利な機能です。

ところが、MacにバンドルされているiPhotoが少々曲者で、ブラウズ時には「タイトル・撮影日・ファイル名」とか何種類かの方法で並べ替えて閲覧できるのですが、インデックスシートをプリントするとそれらの並び順が無視されて どうも「ファイル作成日時」に基づいた並べ方がされるようです。

一般の使い方であれば 何の問題・不自由もない設定仕様ですが、殊 画像処理を加えたデータが混ざった場合が大変です。

凝った画像処理でなくとも、少々明るさを調整したり、トリミングしたりして「再保存」したデータの場合、画像データに埋め込まれた情報のうち「ファイル作成日時」とか「ファイル変更日時」とかいった部分が書き換えられるようで、iPhotoはそれに基づいて自動的に整理するようです。

具体的な例として、連続して撮影した一連の内容について、その内の数カットを明るさ調整等で手を加えた(別名保存した後、元のファイル名に書き直し、元ファイルと差し替えた)場合、その画像が元の一連の画像とは違う場所(大量にある場合は別のページ)にプリントされてしまうということです。
撮ったはずのカットが抜けてたり、修整した画像がランダム(実際には作業した順番)で他の場所にまとまってプリントされていたりします。


私自身、いくつか使っている画像ソフトのうち、画像セレクトとインデックスプリント作成には ドイツ製の "Graphic Converter" を長年愛用しています。

Graphic Converterのスライドショー機能で 閲覧しながら選択基準に応じたラベルを付けてゆき、次の段階でラベルを付けたものだけ抽出し他のフォルダにコピーします。
そしてその中から調整が必要な物にはPhotoshopを使って修正し(オリジナルは別の場所にあるのでこの場合は「別名保存」でなく「保存」)、再度Graphic Converterでまとめてリネーム(ファイル名変更)
その後 GCを使って一括で縮小画像(900×600程度)を作成し、それを基にインデックスプリントを作ります。
他のグラフィックソフトのインデックスプリント作成機能と比べてGCが優れている点は、「タイトル」「撮影者クレジット」等任意の文字列をヘッダー、フッターに挿入できる。
複数枚数に渡る場合に便利な「ページ番号」を自動的に入れてくれる。
そして、長いファイル名の末尾が途切れて肝心の番号がプリントされない というトラブルが防げる「フォントの大きさが選べる」など 意外と使える機能が沢山あります。

ただ、シェアウェアであるため、パッケージソフトのような懇切丁寧な日本語マニュアルが存在しないということもあり 少々敷居は高いです。
現在の最新ヴァージョンは8.1ですが、カラーマネージメント機能が少々不安定(プロフィール変更をいじるとクラッシュ終了する)という理由で 私は仕事の時は基本機能の安定しているVer.5.9.5を使っています。

Graphic Converterの記述が長くなってしまいました。

Macを使っておられるエディターの方々は業務上Photoshopまでは必要ないので、普段使いには全く問題のない(AdobeRGBもちゃんと認識してくれますし)iPhotoを使われることも多いようです。
当方が編集部に送った画像データから作業する場合に インデックスシートを自分で作成されることもあるようですが、加工画像が含まれていた場合、上記の「並び順が代わってしまう」ということに気付かれず、慌てられることが時々あります。
ファイル名までは勝手に変更していないようですが、出来ればプリント設定で「タイトル」でなく、拡張子(.JPG)まで含まれた「ファイル名」が表記されるようにしておいたほうが確実でしょう。
なお、手を加えられた画像が他の場所に飛んでいても、ファイル名は繋がっているはずですので、面倒でもそれを辿れば前後関係はわかるはずです。

ここ最近 2件程この問題が続けて起こったので、使用ソフトを聞いてみたところどちらもiPhotoだったので 今回改めて検証してみました。
設定パネルでの項目をもっと詳細に突き詰めれば 問題なく設定することもできるのかもしれませんが、少なくともデフォルト設定のままでは先に述べたような「順番バラバラ現象」が出る可能性があります。


Graphic ConverterはMac専用でWindows用は存在しません。
もっと普及すれば良いと思うのですが、如何せん 正式な日本語マニュアルも存在せず、設定インターフェースも初心者には少々近寄りがたい面もあり、無闇と他人には薦めていません。(質問されてもうまく答えられないし・・・)
でも探究心・好奇心の旺盛な方にはなかなか使い勝手のよいソフトだとは思います。

(巷にはもっと使いやすいソフトが存在するはずですが、私自身10年以上GC使っているので(他にはPhotoshop, Lightroom 等) それ以外の代替ソフトを触る機会がほとんどありません。 偏った意見ですがご容赦下さい。)