木曜日, 3月 07, 2019

SONY TC-8750-2


1982年に入手したSONYのサンパチツートラと呼ばれた38cm/sec 2Tracksのオープンリールテープデッキ。(https://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/player/tc-8750-2.html

LPレコードを38cm/secでコピーしたら、レコードよりも高くなるという贅沢な機器。
(19cm/secでトントンだったかな)

1年に1回、母のモダンダンス/バレエの発表会用の音源制作に活躍。

当時は、音の編集はテープの物理的な切り貼りで行っていた。
編集ポイントとなるところに来たらテープをPAUSE状態にし、手でリールを前後にゆっくり回して音の変わり目を探し、再生ヘッド位置でテープにマーキング。そして次のポイントに移動してまたマーキング。
マーキング位置に戻ってテープを45°の角度でカットし、不要音源部分のテープを抜いて、カットした両端を合わせてスプライシングテープで接着。
この作業を20年ほど続けたが、その後 編集作業はMac上でデジタルで行うようになり、完成音源もCDにコピーするようになったので、現役引退することとなった。

先に書いたように、単純コピーの場合のランニングコストはべらぼうに高く、その頃からカセットよりもCD-R使うようになった(CDコピーだけでなく、アナログレコードからCD-Rに焼く環境も揃えた)ので、本当に出番がなくなってしまった。

時々引っ張り出しては通電して動かすようにはしていたが、このまま朽ち果てて終焉を迎えさせるのも忍びないと思い、どこか使ってもらえそうなところを探そうと思っています。

実際のところ、重量が36.5kgもあり、梱包の事などを考えると頭が痛いのですが・・・。

(昔はエレキギターのエフェクト用にテープエコー機としての利用方法もあったそうです。 https://reverb.com/news/repeat-that-a-brief-history-of-tape-echo/locale/ja