木曜日, 12月 10, 2009

神戸ルミナリエ (2009)

一昨日(12/8) 15回目の開催となる神戸ルミナリエに行ってきました。 
早いもので あの阪神淡路大震災(1995.1.17.)から間もなく15年が経つという事です。 

 

今年のテーマは「光の抱擁」。
昨年は1時間並んだのですが 今回は30分弱で最初のアーケード「記憶の扉」の見えるところに着きました。
昨年同様 カメラを一脚に取り付け、セルフタイマーを5秒にセットし頭上に潜望鏡のように突き上げて撮影。
ピントは頭上に上げる前に合わせておいてフォーカスロック。
露出は昨年のデータを参考にしてマニュアルでセット。(ホワイトバランスはタングステン。ISO1000でf5.6、1/100秒。AdobeRGB、カラーモード2 etc.)
露出のバラシがなかった分 昨年の撮影枚数の約1/3以下の110枚程で済みました。 

撮影終了後は、昨年は行けなかった馴染みのBARへ。
John Lennonの命日だったせいか店内は満員!
Gin Tonicを2杯飲んで引き揚げ。

その後仕事の合間に 撮影データ整理し、選んだカットをPhotoshopCSを使って画像修整。
半分くらいのカットが一脚を頭上に突き上げてのノーファインダー撮影だった為、水平を調整してさらに遠近法(パース)修整後にトリミングと同時にリサイズ(1920×1285 px)。
そして調整レイヤーのトーンカーブで暗部を少し起こして、ハイライト部分は逆に焼き込み。
画面内の携帯電話の画面(みんながカメラモードで撮影するので・・・ここ数年で激増!) と周辺ビルの灯をコピースタンプツールで消去。
レイヤーを統合してから アンシャープマスクをかけて クレジットのWatermarkをバッチ処理で透かし込み。
出来上がった画像ファイルを今度はGraphicConverterでHTML Catalog形式に仕上げ、更にそのHTMLファイルを1ページずつKompoZer(HTML Editor)使って細部調整仕上げ(装飾ならびにリンク追加)。
完成したファイル群(全66ファイル)をCyberduck(FTPクライアント)使ってWebサーバーにアップロード。
  

2004年(第10回)から毎年撮影に行っているので6年分が写真で見比べられます。
2004年頃は直線的だったデザインが徐々に曲面を多用するようになり、ランプの色も青・緑が多くなったようで立体的というか奥行きが増してきたように感じます。
会場内の100円募金箱に奮発して1,000円入れてきました。(あと、鐘のある募金コーナーで 鐘に当てようと10円玉6枚) 
メイン会場の東遊園地の周辺では昨年にもまして 露店が軒を並べていました。(もっとも、元来縁日とかの露店で物を買って食べるという事が好きではなかったので、全く関係なかったですが) 
来年も続いてくれるといいな、と思いつつ「もの凄いお金かかっているんだろうな・・・特に警備関係・・・」という感じでした。

今年は14日(月)までです。 



追記  (2009.12.14.) 
巷のクリスマスイルミネーションと根本的に違うのは、クリスマスが「イエス・キリストの生誕を祝う」のに対して、神戸ルミナリエには「震災犠牲者の慰霊」 という意味合いがあります。
ここが大きな違いですが、最近では地元の人たちでさえその本来の意味合いを忘れているような気もします。
そんなわけで、震災を経験した自分としては「きらびやかで眩いばかりの光の祭典」っぽくならずに「レクイエム」的に表現したかったわけです。
テレビのニュースとかで報道されてる「賑やかな」雰囲気は極力削ぎ落としています。
僕の中では「ラスベガスのネオン」的にならないよう「教会のステンドグラス」的に表現したかったのですがどうだったでしょうか?

あれから 間もなく15年。
月日の流れるのは早いものです。
あの時に時間の止まってしまった5,000人あまりに犠牲者の方々の魂に「R.I.P.」