水曜日, 9月 11, 2024

クジラがしんだら (2)

しばらく堪能したあと、5歳になる「姪っ子の長男」にプレゼントしようと思っていた「#クジラがしんだら

何度も読み返したが、まず
ストーリーが おとぎ話的なものではなく、学術的な裏付けを基に展開しているので、これを機に将来海洋生物学の道に進むかもしれない子どもたちにとって「原体験」ともなり得るしっかりした内容。

文章が いわゆる
子ども向けのひらがな表記のお手軽簡易表現ではなく、内容を噛み砕き推敲した上で 小学校低学年でも理解できる言葉で書き綴られている。
詩のように 表面上の言葉数は少なくても奥行きが感じられて素晴らしい。

イラストは、子ども向け絵本の挿絵レベルをはるかに超越し、精緻で繊細な描写力をベースに、
小さな子どもたちにも刺激が少ないよう絶妙にかわいくデフォルメして描かれている

装丁も含め、なんのギミックもないが、すべての制作スタッフの真摯な愛情が
高いレベルで調和された稀有な絵本。
老若男女、すべての人にお薦めしたい。


ということで、手放すのが惜しくなり、姪っ子のところにはヨドバシで新たに購入して送ることにした。

決済し終わった途端「お取り寄せ。配送日時指定不可」になってしまった😢
 

早々に(発刊からわずか5日で!)重版決まっていてよかった。