火曜日, 3月 13, 2007

画像修整は根気のいる仕事


昨年あたりから殆どの仕事がデジタルに移行したが、フィルムの時に比べ撮影後の仕事が増えた。
撮影の仕事が増えたのならありがたいのだが、仕事数が減少傾向にある上に後の作業だけ増えたから始末が悪い。

以前は撮影後は現像所に持って行って、2〜3時間後に現像上がりを取りに行って あとは露出のベストのものを選んで終わりだった。

今でもそれと同じような事で済まそうと思えば済ませられるのだが、A型のせいかそれでは気が済まない。
自分の理想と違えばPhotoshopを起動して露出のシビアな調整から、画面上の余計なものの削除・修整等レタッチをやってしまう。

東京の担当編集者からは「ポジの時よりもきれい」とか「納品時のサムネイルプリントがとても見やすい」とかお褒めをいただく。
そりゃそうだ、撮影にかかった時間よりも下手すりゃ長い時間 後処理作業にかかっているのだから。


しかしながら これが雑誌の仕事の場合、ギャラに反映されないのだ。
あくまでもサービスの作業・・・。それでも私は時間が許す限り、必要最低限の修整はせずにはすませられない・・・。(損な性分だ)
いつしか 私の仕事に度肝を抜かれたというある女性編集者に「Mr.レタッチ」と呼ばれるようになってしまった・・・。



オペレーター任せでなく、撮影者本人がデータいじるのが一番、と信じて早3年。

このスキルを生かせる仕事になかなか出会えないのが残念。



ちなみにこんな事ができます。
http://www.geocities.jp/dixie8049/ITOH_STUDIO/Sample/Retouch_Samples.html